岩手町の高校を卒業後、岩手県を出て宮城県の企業に就職しました。その後岩手県に戻り岩手町の企業に就職しました。そして23歳の時に現在の会社に就職し、育雛(いくすう)場に約9年、成鶏場に約9年、そして2020年から現在の農場長と入れ替わりで育雛場に戻り農場長として働いています。

 

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Q.どのような仕事をしていますか?

育雛場の0日齢〜60日齢の鶏(前期飼育)と60日齢〜150日齢の(後期飼育)の飼育管理、器具・機材の修繕、鶏舎の洗浄、ワクチン接種、鶏の移動(前期飼育舎から後期飼育舎に移す)と出荷(後期飼育舎から成鶏舎への移動)などの仕事の確認や勉強をしながら仕事をしています。また農場長の仕事の引き継ぎを受けています。

 

Q.現在の会社に入社したきっかけを教えてください。

営業をやるよりは農作業などの体を動かす仕事がやりたいと考えていました。おじが岩手ファームの社員として働いており、そのおじに紹介してもらいました。前の企業よりも条件がよく地元の評判もよく、安定していて有名な会社だと聞いていたため入社しました。

 

Q.実際に入社して感じていることを教えてください。

岩手ファームのは約200万羽以上の成鶏を飼育しています。企業の規模的には日本の養鶏で10本の指に入るぐらいに大きな会社です。大きい養鶏は関東に集中しているのですが、関東は鶏に不利な環境です。一方、岩手県の気候は鶏に対しても良い環境です。そこで飼育された鶏の卵の質が良いのが岩手ファームの卵の特長です。

 

Q.これまでで仕事で印象に残っていることを教えてください。

約9年間育雛場の前期飼育で働いていました。そこで育雛のことを仕事として働いていた上司に『鶏の一生は入雛してから1週間で決まる』と教わりました。この1週間できちんと飼育してない鶏は病気になりやすくなったり、産卵率が下がったりなどと卵を産むサイクルで問題が起きることが多いです。この言葉を意識して飼育していたため、成鶏では病気などがほとんどありません。その上司のもとで勉強できたのがとても印象に残っています。

 

Q.これからの目標を教えてください。

以前よりも前期飼育の成績と管理羽数を上げたいです。そのためには従業員のレベルアップが不可欠です。育雛場は岩手ファームの土台となる部署なので、農場長として人のまとめ方を向上させたいです。

 

インタビュアー:生田 勇斗

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株式会社岩手ファーム
〒028-4134 盛岡市下田字生出731-7
URL http://www.iwate-farm.co.jp/